「朱欒の花」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「朱欒の花」について
【表記】朱欒の花
【読み方】ざぼんのはな
【ローマ字読み】zabonnohana
子季語・関連季語・傍題・類語など
・花朱欒(はなざぼん:hanazabon)
–
季節による分類
・「さ」で始まる夏の季語
・「夏の植物」を表す季語
・「初夏」に分類される季語
月ごとの分類
朱欒の花を含む俳句例
天草の海は平に花朱欒/有馬朗人
南国の五月はたのし花朱欒/杉田久女
船長が船を降りゆく花朱欒/鈴木太郎
花朱欒島の空港つばらかに/西田キヨ
故弓かなし朱欒の花に日させば/荻真澄
朱欒咲く樹下に海あり有馬領/高橋北斗
花朱欒香ふかぎりの朧なる/千代田葛彦
幸せに浸るいで湯や花朱欒/中野/喜久枝
朱欒の花生涯のよき旅に知る/殿村莵絲子
朱欒咲く五月となれば日の光り/杉田久女
朱欒咲く築地の内も坂ならむ/殿村菟絲子
花朱欒こぼれ咲く戸にすむ楽し/杉田久女
花ざぼん匂ふ夜風を窓に入れ/田代八重子
風かほり朱欒咲く戸を訪ふは誰ぞ/杉田久女