「雪眼鏡」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「雪眼鏡」について
【表記】雪眼鏡
【読み方】ゆきめがね
【ローマ字読み】yukimegane
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「ゆ」で始まる冬の季語
・「冬の生活」を表す季語
・「晩冬」に分類される季語
月ごとの分類
雪眼鏡を含む俳句例
春雪や色濃き杣の雪眼鏡/前田普羅
雪眼鏡かけて雪国熟知せる/堀米秋良
雪眼鏡それで鳩ども焦茶色/細谷源二
雪眼鏡紫紺の岳と相まみゆ/谷野予志
雪眼鏡終曲家ありにけり/戸塚時不知
白鳥白く見るため外す雪眼鏡/鈴木栄子
雪眼鏡はづせば犬の寄り来る/加藤憲曠
雪眼鏡雪原に日も牛も碧き/橋本多佳子
雪綿を布きて売るもの雪眼鏡/後藤夜半
雪眼鏡かけて景色の貧しさよ/成瀬正とし
雪眼鏡とほきひかりの湖とらふ/大島民郎
雪眼鏡みづいろに嶺を沈まする/大野林火
雪眼鏡借りて見つゞけらるゝ景/稲畑汀子
雪眼鏡山のさびしさ見て佇てり/村山古郷
雪眼鏡親しきものも距て見る/葛西たもつ
スキー教師雪眼鏡ごと記憶する/橋本美代子
春の雪眼鏡はずさずちよっと眠る/池田澄子
雪眼鏡おつとせい見て笑いつつ/田川飛旅子
雪眼鏡かけてうからを忘れけり/文挟夫佐恵
雪眼鏡そびらに過去を流しつつ/文挟夫佐恵
俳句例:21句目~
雪眼鏡はづして白につかれいる/片山花御史
雪眼鏡はづすや穹に触れんばかり/樋渡瓦風