季語/筒鳥(つつどり)を使った俳句 夏の季語 2018.11.20 俳句例:101句目~ 筒鳥に迷ひてつひに書かぬ手紙/稲垣きくの 見えぬ筒鳥地に貼りつかせ乳母車/兼近久子 逢ふべくもなき筒鳥の遠さかな/猪俣千代子 筒鳥に湧く湯の濁り肌につく/長谷川かな女 筒鳥や山の深さをぢかに知る/阿部みどり女 筒鳥や二十重のみどり揺れかはし/堀口星眠 筒鳥や脚組みをればわがぬくみ/八木林之介 四十路いま叱る父母なく筒鳥聴けり/村越化石 筒鳥をかすかにすなる木のふかさ/水原秋桜子 前へ 12