「田亀」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「田亀」について
【表記】田亀
【読み方】たがめ
【ローマ字読み】tagame
子季語・関連季語・傍題・類語など
・河童虫(かっぱむし:kappamushi)
・高野聖(こうやひじり:koyahijiri)
・どんがめ(どんがめ:dongame)
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季節による分類
・「た」で始まる夏の季語
・「夏の動物」を表す季語
・「三夏」に分類される季語
月ごとの分類
田亀を含む俳句例
奔放な水神様の田亀かな/遠山郁好
雑捉へ泥煙あげし田亀かな/高見岳子
尻立てゝ泳ぎ流るゝ田亀かな/浅原鴨石
弱虫に田亀の水輪とどかない/新間絢子
杭の根に四六時中もゐて田亀/茂恵一郎
油日の神の御饌田の田亀かな/岡井省二
田亀とび果して天気崩れたる/高橋春灯
田草取る手の甲走り田亀逃ぐ/吉田露文
水中に田亀もさっと昏れにけり/高澤良一
水垢の剥がれて現るゝ田亀なり/高澤良一
田亀いま尻打ち立てゝ獲物を得/福島秀峰
田亀いることは秘密ぞ巾着田/小島千架子
田亀くわがた有りマスと筆太に/梁取久子
田亀ゐることは秘密ぞ巾着田/小島千架子
火を取りに来たる田亀の翼かな/藤田あけ烏
田亀見るおのれの眉目さびしまむ/下村槐太
背を割つて飛んでみせたる田亀かな/柳永二郎