「鈴懸の花」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「鈴懸の花」について
【表記】鈴懸の花
【読み方】すずかけのはな
【ローマ字読み】suzukakenohana
子季語・関連季語・傍題・類語など
・プラタナスの花(ぷらたなすのはな:puratanasunohana)
・釦の木(ぼたんのき:botannoki)
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季節による分類
・「す」で始まる春の季語
・「春の植物」を表す季語
・「晩春」に分類される季語
月ごとの分類
鈴懸の花を含む俳句例
軽装の人鈴懸の花の下に/坂本吉雄
鈴懸の花の田んぼの学校よ/染谷杲径
鈴懸の花などしらぬ木偶の耳/宮崎重作
鈴懸の花に月の澄む波止場街/鈴木昭夫
プラタナス散る貧と富の交差点/吉原文音
鈴懸の花に閉ざせしブラインド/潮原みつる
プラタナス新樹寝巻のバルザツク/有馬朗人
肩先に五月の冷えやプラタナス/石田あき子
プラタナス咲いて遠嶺のやさしかり/椎橋清翠
プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ/石田波郷
鈴懸の花下に湧く詩を湧くまで待つ/磯貝碧蹄館
プラタナス絵本に籠もる花であろう/山口千代子
プラタナスの花咲き河岸に書肆ならぶ/加倉井秋を
人々足早になりプラタナスのしらけた幹/吉岡禅寺洞