「蕎麦掻」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「蕎麦掻」について
【表記】蕎麦掻
【読み方】そばがき
【ローマ字読み】sobagaki
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「そ」で始まる冬の季語
・「冬の生活」を表す季語
・「三冬」に分類される季語
月ごとの分類
蕎麦掻を含む俳句例
亡き母が蕎麦掻き給ふ自在鉤/蛭田大艸
蕎麦掻の武田流とは面白や/結城美津女
蕎麦掻や嚏ひとつの鍋を掛く/石川桂郎
妻がゐて子がゐて蕎麦掻が五つ/今瀬剛一
蕎麦掻いて法座の衆に炉の衆に/木本雨耕
蕎麦掻くと男の箸を探し出す/上野さち子
蕎麦掻の湯をこぼしたる雪の穴/長谷川櫂
蕎麦掻や父母に遅れしのみの孝/斎藤四郎
そばがきにツルゲーネフの物語/甚上澤美
蕎麦掻に酒好きの父亡かりけり/星野麥丘人
蕎麦掻を少しさまして熱の子に/山浦み矢子
或夜妻にそばがきを乞ふ甘えごゑ/大野林火
二ノ酉やすこしの酒と蕎麦掻きと/渡辺二三雄
蕎麦掻きに酒好きの父亡かりけり/星野麦丘人
蕎麦掻や父をひとりにしておきて/八木林之助
背なあぶり蕎麦掻食べて寝るとせん/坪野もと子
蕎麦掻けば煤の降りくる圍炉裏端/片岡/北窓子
そばがきやきのふのことをなつかしみ/黒田杏子
小枝焚きつけそばがき出来る間を待ち/小澤碧童