俳句例:101句目~
大きレモンの冬陽のやうな黄をしぼる/上野さち子
花舗の灯果舗の灯殊にレモンの艶めく灯/楠本憲吉
妻よはつなつ輪切レモンのように自転車/西川徹郎
ラジオのわが声つまずく真昼の青レモン/寺田京子
メロンの眠りレモンの目覚め癒ゆる日々/加藤知世子
檸檬シュパリ/カリ/わたしの敵はわたし/松本恭子
べーカリーにもどりレモンにあたたまる/川島彷徨子
木の実落つレモンスカッシュほかいろいろ/田沼文雄
レモンスカッシユ飲めばさはさは銀河鳴る/仙田洋子
レモンからレモンという名剥脱し冷たき水で洗いいるかな/大滝和子