「六日」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「六日」について
【表記】六日
【読み方】むいか
【ローマ字読み】muika
子季語・関連季語・傍題・類語など
・馬日(ばじつ:bajitsu)
・六日年(むいかどし:muikadoshi)
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季節による分類
・「む」で始まる新年の季語
・「新年の時候」を表す季語
・「新年」に分類される季語
月ごとの分類
六日を含む俳句例
一きほひ六日の晩や打薺/許六
俎に薺用意や六日の夜/大谷句仏
月雪や松を納むる六日の夜/麦南
六日なほ店頭にある福袋/手島知韶
銀紙の皺の真実六日かな/長崎静江
凭らざりし机の塵も六日かな/安住敦
輪飾も既に六日の乾びやう/高澤良一
辻々の銀座日和も六日かな/村山古郷
雪中に耳遠くなる六日かな/長谷川櫂
六日はや睦月は古りぬ雨と風/内藤鳴雪
宇治十帖よめる六日の夜の雨/佐藤輝城
正月もすこし古びし六日かな/三輪一壷
犬曳きて睦月六日の夕ごころ/今野福子
六日はや鳥籠で売る白マウス/小林清之介
六日八日中に七日のなづなかな/上島鬼貫
海近き汐にほひくる六日かな/長谷川糊代
かけかへて鶴の相舞ふ六日かな/松根東洋城
度忘れも癖のなかなる六日かな/小西敬次郎
片付きし居間に伽羅聞く六日かな/藤田耕雪
なぐさみの草摘みに出る六日かな/藤田あけ烏