「摩耶詣」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「摩耶詣」について
【表記】摩耶詣
【読み方】まやもうで
【ローマ字読み】mayamode
子季語・関連季語・傍題・類語など
・摩耶参(まやまいり:mayamairi)
・摩耶昆布(まやこんぶ:mayakombu)
–
季節による分類
・「ま」で始まる春の季語
・「春の行事」を表す季語
・「初春」に分類される季語
月ごとの分類
摩耶詣を含む俳句例
古道に水の奏づる摩耶詣/徳村千畝
摩耶参蹄固めて戻りけり/矢野奇遇
摩耶詣車の二人夜景待つ/丸岡/忍
汚れなき緑の山気摩耶詣/桑田永子
絹着たる馬の主や摩耶参/岡本松浜
摩耶参夜道に轡鳴らしけり/吉田笠雨
摩耶詣筒の賽米鳴らしけり/吉田冬葉
馬に付く昆布よ椿よ摩耶詣/安井小洒
その衣のよきやあしきや摩耶参/森無黄
たてがみに揺るる簪や摩耶参/伊藤虚舟
四つ白の馬のあがきや摩耶詣/前田秋皎
心行く馬のかざりや摩耶参/東洋城千句
摩耶夫人抜きのあひびき摩耶祭/赤松子
摩耶詣仔馬の旅をいとほしむ/矢田插雲
菜の花の夜目に白さや摩耶詣/飯田蛇笏
鬼の出る葛籠を負うて摩耶詣/星野石雀
うらゝかに野曳き山越え摩耶参/松田笠雨
尾をつゝむ馬古めかし摩耶詣/河東碧梧桐
摩耶参り馬の薬も買ひにけり/寺野守水老
鞍壷に摩耶昆布かけて下山かな/倉田萩郎
俳句例:21句目~
鞍につけて長々しさや摩耶昆布/松根東洋城
鞍につけて長々しさや摩耶昆布/松根東洋城