「俎始」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「俎始」について
【表記】俎始
【読み方】まないたはじめ
【ローマ字読み】manaitahajime
子季語・関連季語・傍題・類語など
・庖丁始(ほうちょうはじめ:hochohajime)
–
季節による分類
・「ま」で始まる新年の季語
・「新年の生活」を表す季語
・「新年」に分類される季語
月ごとの分類
俎始を含む俳句例
刃物みな曇らせ俎始かな/牧冬流
到来の鯛を包丁始めかな/島村正
山菜の瑞を俎始かな/上田五千石
沖荒れて雪の俎始かな/久保厚夫
玄海の大を俎始かな/柴田佐知子
まほろばの幸を俎始とす/前川菁道
ネクタイに白衣包丁始かな/黒田杏子
俎始ひと杓の水走らせて/鈴木真砂女
俎始鯛が睨を効かせけり/鈴木真砂女
大鰤をずばりと包丁始かな/菅野虚心
嫁にすぐ加担包丁始かな/海老名衣子
山鳥のとどき包丁始めかな/河村静香
滾る温泉のありて俎始かな/木村蕪城
白玉の蕪を包丁始めかな/山下喜代子
芹の香のつよき包丁始かな/池田秀水
包丁始鬼ゐて逆手そそのかす/熊谷愛子
なると切るののの包丁始めかな/須川洋子
俎始おとこに任すことならず/相川玖美子
俎始などとうそぶき豆腐切る/高橋比呂子
葱すいと割いて包丁始めかな/秋元不死男
俳句例:21句目~
包丁始せりせり飛んで鯛うろこ/秋元不死男