「蔵開」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「蔵開」について
【表記】蔵開
【読み方】くらびらき
【ローマ字読み】kurabiraki
子季語・関連季語・傍題・類語など
・御蔵開(おくらびらき:okurabiraki)
–
季節による分類
・「く」で始まる新年の季語
・「新年の生活」を表す季語
・「新年」に分類される季語
月ごとの分類
蔵開を含む俳句例
式台に樽酒据わる蔵開/坂本山秀朗
春暁や胸の蔵開け町動く/水野照美
蔵開せんや閑居の小抽斗/尾崎紅葉
蔵開米の升取めでたさよ/塩谷華園
風に向ひて並ぶ雀や蔵開/青木月斗
なまくらな信濃の闇よ蔵開/宮坂静生
蝶番錆びし蔵開けかいの風/内海良太
雑誌はや二月号なる蔵開き/石塚友二
雪降らす天の雪蔵開け放ち/玉井俊一
日射しつつ降る雪の綺羅蔵開/早川柾子
早咲きの木瓜の薄色蔵開き/鈴木真砂女
波寄せて国上山ひそけき蔵開/斉藤夏風
腰に鳴る鍵にぎやかや蔵開き/宮田戊子
蔵開き老いたる母に重き鍵/伊藤由起子
蔵開き質屋の女房あずき煮て/三浦薫子
こぼれ米撒きたるごとし蔵開/廣江八重櫻
仙丈岳の雪を虔しむ蔵開き/小松原みや子
蔵開かん潦の一つかがやくゆゑ/竹馬規雄
蔵開きあたり見馴れぬもの多く/河府雪於
蔵開き月日流れし子の忌日/阿部みどり女
俳句例:21句目~
すたれたることのうちなり蔵開き/小杉余子