武器に関連した俳句の例をまとめました。
武器を含む俳句例
蝮捕棒一本を武器として/植田のぼる
冬茨農民なれば武器もたず/栗林一石路
大元帥法にて武器を鎮めけり/松浦敬親
平成も武器の音する脱穀機/浜田きみ子
押し合うて武器にはならず袋角/松浦幸子
核も武器もない山田の蝌蚪群れ/切目とき
梅固し武器の如くに電話切る/赤松けい子
武器をもつ農民に似て燃える生木/上月章
武器捨てし十九の夏を彼は持つ/藤田湘子
米粒を研ぎつゝ武器といふ言葉/攝津幸彦
階段の他人が武器の音たてる/林田紀音夫
雪しまき大地を伝ふ武器商人/水野真由美
このフォーク何時にても武器冬苺/山中蛍火
初日記書きゆくペンはわが武器よ/岩崎照子
夏雲やレジスタンスに武器降りし/小池文子
武器捨てし頽廃あをく黴咲けり/小松崎爽青
夜の航武器のごとくにバナナを持ち/金子兜太
玉砕碑に添え置くバナナ武器めけり/梅田弘祠
針食らう口角武器とならざりし/長谷川みさを
たしかに四個霧夜武器売る会議の灯/五十嵐研三
俳句例:21句目~
武器捨てよ武器取り立てといふ声すわづか五年の月日と思ふに/太田青丘