神苑に関連した俳句の例をまとめました。
神苑を含む俳句例
神苑の奏楽として百千鳥/落合均
神苑の奥の空間残り雪/稲村茂樹
神苑も切口白い薪も冬/伊丹公子
神苑に塵一つなく蝸牛/奥野美枝子
神苑に鶴放ちけり梅の花/夏目漱石
神苑を歩む白鶏秋をの忌/金丸トミ
はげましと聴く神苑の囀を/楠木君子
神苑に鶏鳴く雨の一葉忌/山口耕太郎
神苑の供物をあさる冬の鹿/磯野充伯
神苑の杜を歩けば忘れ角/白井八重子
神苑や落葉掃く音夕さびて/野村泊月
ぴりぴりと鳴く神苑の山椒喰/白井常雄
亥の子餅搗く神苑の大かゞり/吉村城乾
神苑にどぶろくの蔵つばくらめ/宮澤薫
神苑の樹に巣立ちたる四十雀/鈴木幸市
神苑の苗代ぐみの熟れはじむ/坂本明子
神苑を掃く気比の巫女萩日和/加藤水万
亀いつか鳴く神苑の黙ふかき/岩井三千代
神苑に飼はれ鷹の眼飢ゑふかし/中島斌雄
神苑のもの言はぬ木と受験の子/伏見青雲
俳句例:21句目～
神苑の小流れ静かとんぼ生れ/井手わか子
神苑の舞楽は「胡蝶」ふと午睡/福田昌子
藺の神の苑より藺草植ゑはじむ/赤尾富美子
