妊婦(服)に関連した俳句の例をまとめました。
妊婦(服)を含む俳句例
七五三妊婦もつとも美しき/佐藤鬼房
去ぬ燕送り妊婦に安定期/新居ツヤ子
柿たわわ妊婦一行通りゆく/坪内稔典
梅の花どかと豊腰妊婦かな/仙田洋子
海の上妊婦と青菜運ばるる/沢木欣一
蝸牛の丈夫な殻や妊婦坐す/中山純子
表情を沈めて妊婦露を来る/石原舟月
ふわふわと妊婦が歩く開戦日/荻野雅彦
受診待つ妊婦に流す雛の唄/大塚とめ子
夫より守宮がこわし大妊婦/田川飛旅子
威張りゐる妊婦あづかる青嵐/西岡晴子
山笑ふ土偶のやうに妊婦われ/仙田洋子
殺めかけ薔薇否認する想像妊婦/仁平勝
ほのぼのと姙婦すわれり枯野の石/穴井太
トマト買う若き妊婦の指えくぼ/識名梅子
レモンすする妊婦に胎動始れり/山口恵子
刈田貫く鉄路で妊婦だけの焚火/久保純夫
ゆつくりと絵日傘たたむ妊婦かな/桑山撫子
妊婦われ童話をよんで日向ぼこ/嶋田摩耶子
隣席は五月の妊婦ヴィヴァルディ/鈴木鷹夫
俳句例:21句目~
雪解けの大富士かかえしよ妊婦/諸角せつ子
キャベツ買へり団地の妊婦三人来て/草間時彦