一門に関連した俳句の例をまとめました。
一門を含む俳句例
時忠の一門の墓夏薊/星野立子
一門に一石萩の無縁仏/古舘曹人
一門の統領として夏袴/西沢破風
一門の鞴祭のあとの酒/三木朱城
鯛鮓や一門三十五六人/正岡子規
一門の人を集めて年忘/寿々木米若
一門の仏正月句気あがる/磯野充伯
一門の睦み集ひて桃青忌/高浜虚子
初釜を兼ね一門の仙叟忌/牧/鴻耳
百ケ日一門濡らす春の雪/石川桂郎
豪商の一門の墓ねじり花/佐藤和子
一門の下戸ばかりなる桜餅/河野静雲
一門の忌に秋天の極まる日/山田弘子
一門の誉れともこれも県召/中川四明
一門は皆四位五位の茂り哉/正岡子規
忌に参ず虚子一門の靴の数/高澤良一
観音に一門抱かる紅葉の賀/秋本芳枝
一門として会ふ異国冬ぬくし/山田弘子
一門の栄ある今日の墓参かな/島田青峰
端居して一門に頼られてゐる/江口喜一
俳句例:21句目~
われらみな虚子一門や春の風/深見けん二
雛をさめ雛の一門かき消ゆる/赤松ケイ子
エルサレム十門のうち鎖されし一門或はその食の門/高橋睦郎