土竜打に関連した俳句の例をまとめました。
土竜打を含む俳句例
その中の一つ音よき土竜打/原不沙
先づ叩く己の影や土竜打/新井盛治
土竜打幼き声を揃へけり/野田歌生
土竜打店の硝子戸震はせて/菅大元
村中が小豆飯炊く土竜打ち/福島勲
青竹と子の丈揃ひ土竜打/川井玉枝
二の丸といふ古き町土竜打/紙田幻草
土竜打つ後先に行く犬の鼻/宮崎二健
土竜打近づく門を灯しおく/鶴丸白路
奈良坂に百姓家あり土竜打/中村三山
国分寺よりぞろ~と土竜打/井上烏三公
知らぬ貌ばかり父郷の土竜打/持丸子蕪
納屋裏に来て雪のあり土竜打/松瀬天浪
東洲斎写楽頤出しもぐら打つ/長谷川双
土竜打つをりをり月の覗きけり/山県瓜青
日の本や土竜打ちなる日を重ね/永島転石
束ねたる藁も短かし土竜打ち/やしま季晴
泣きさうな声ひとつゆく土竜打/宮沢房良
みちのくは根雪の上の土竜打/長谷川浪々子
土竜打ち薄暮の土をめつた打つ/土井まさゑ
俳句例:21句目~
女わらべのことに執念もぐら打/岡入万寿子
土竜打つてコツと捨てたる海鼠かな/菅原師竹句集