広間に関連した俳句の例をまとめました。
広間を含む俳句例
冬の夜の風飄々と広間かな/梧月
立むかふ広間代りや更衣/炭太祇
十人の広間泊りに後の月/亀井糸游
瑞雲の壁画の広間名刺受/千原草之
聞法の暑き広間も尊けれ/島田青峰
をし鳥や廣間に寒き銀屏風/正岡子規
夏の日が入る小窓も城広間/高木晴子
楓画きある金屏も広間の灯/高木晴子
獅子舞に魂入りし広間かな/増田龍雨
ひるの蚊の顔に鳴り行広間かな/炭太祇
人去りて電燈冴える廣間かな/会津八一
冷房の広間に海の展けたる/杉山マサヨ
広間ただ懸蓬莱のあるばかり/野村泊月
行く春の牡丹咲きたる広間哉/正岡子規
雨冷の広間に客のかしこまる/尾崎紅葉
颱風の廣間の闇のアマリゝス/横山白虹
底意にや広間の香も冬ごもり/美濃-恕風
掃き切つて梅が香遠き広間かな江戸/涼葉
密漁地区抜け出た船長に鏡の広間/赤尾兜子
寒濤の向かうに廣間あるごとし/佐々木六戈
俳句例:21句目~
広間たゞ衣桁に春著かゝるのみ/室積波那女
光る密漁地区抜け出た船長に鏡の広間/赤尾兜子