怒り肩を使用した俳句

怒り肩に関連した俳句の例をまとめました。

スポンサーリンク

怒り肩を含む俳句例

蟹が肩怒らす方の鋏大/田畑比古

奴凧肩怒らせて一人占め/川崎春浪

日盛りに太き鴉の怒り肩/志村冬彦

草枯に影置く朝の怒り肩/高井北杜

雷火立つ肩の怒れる駒ヶ岳/原柯城

寒林を歩む野鳩のいかり肩/村田和子

怒りはや肩より抜けて籠枕/吉川智子

甚平の肩怒らせて孤独なる/堀内一子

豆年貢朝から友の怒り肩/相原左義長

基地の街碧すぢ揚羽は怒り肩/藤田直子

懐炉肩に怒らせ行くよ良寛寺/巌谷小波

秋風やうれぬ詩人のいかり肩/幸田露伴

秋風や售れぬ詩人のいかり肩/幸田露伴

肩怒り北風に干さるる柔道着/岸田純子

肩怒る菩薩の在はす練供養/原田しずえ

脱ぎ捨てし外套の肩なほ怒り/福永耕二

われに近づくわれ浴衣して怒肩なる/篠原

コンドルの怒り肩して春逝かす/高澤良一

ロツキーの怒り肩より渡り鳥/左右木韋城

外套の襟立てゝ肩のいかりやう/島田青峰

俳句例:21句目~

見張り鵜の肩より怒り砕氷艦/平井さち子

黒南風や波は怒りを肩に見せ/鈴木真砂女