舞踏に関連した俳句の例をまとめました。
舞踏を含む俳句例
末枯や舞踏は膝に顎うづめ/中田剛
還暦を自祝の舞踏十六夜/宮武寒々
河骨は己が舞踏を殺し居る/永田耕衣
舞踏の人薔薇花前に語る哉/尾崎紅葉
宇内ニ茸雲ヲ配シテ舞踏セム/夏石番矢
密教舞踏天井桟敷に老婆座す/伊丹公子
機影行く氷柱に晴れし舞踏室/宮武寒々
舞踏室に棲む幻のフリルと曲/伊丹公子
舞踏室灯せばなづむ雪嶺かな/宮武寒々
舞踏靴はき出て街の驚破や秋/飯田蛇笏
開化劇夜涼の舞踏シーンかな/高澤良一
春うれひ骨の触れあふ舞踏かな/柿本多映
暗黒舞踏の一方的な小さな灯/石田よし宏
神の舞踏揺曳火焔樹まだ昏れぬ/伊丹公子
舞踏室の灯洩れ薬師堂深雪かな/宮武寒々
舞踏捨てた女の歳月アグン噴く/伊丹公子
暮雪ふる舞踏乙女もちりぢりに/百合山羽公
舞踏終わった右往左往の紅潮ゾン/伊丹公子
降る雪のかなた蝋燭の輪の舞踏靴/高柳重信
舞踏は神へいまスコールに消える樹林/伊丹公子
俳句例:21句目~
舞踏のように捨てられ昨日のあやめの束/伊丹公子