郵便受を使用した俳句

郵便受に関連した俳句の例をまとめました。

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郵便受を含む俳句例

柴垣に郵便受や秋の村/西山泊雲

初刷の郵便受に余りけり/阿片瓢郎

松葉乗せ雑草園の郵便受/高澤良一

犬ふぐり屯す郵便受の下/高澤良一

郵便受終日空に万愚節/古賀まり子

酷寒の十時郵便受見て来/下村槐太

二月来る郵便受の隙間より/辻田克巳

平信の郵便受の注連はづす/植原抱芽

永き日の郵便受に余るもの/高澤良一

郵便受の白き来信峯雲より/宮津昭彦

金福寺郵便受の蔓かづら/山田ひろむ

小鳥来て巣藁入れゆく郵便受/太田土男

戻り来て郵便受に愛の羽根/吉田みち子

薔薇咲くや郵便受に小鳥の絵/大島民郎

覗きたる郵便受に冬至柚子/伊佐山春愁

郵便受紅塗り枯野に愛を待つ/香西照雄

郵便受鳴る音のして木瓜の昼/高澤良一

たまゆらの郵便受を蛾はたてり/下村槐太

秋の手紙を郵便受が噛んだまま/中田敏樹

郵便受の屋根のみ夏の緋開拓村/香西照雄

俳句例:21句目~

郵便受見に出るだけの冬籠/阿部みどり女

郵便受何も無く冬日暮るゝかな/大谷碧雲居