料亭に関連した俳句の例をまとめました。
料亭を含む俳句例
料亭に今歩む我都鳥/上野泰
料亭の一繋舟に秋日差/高澤良一
料亭の昼深閑と敷松葉/藤松遊子
この町に料亭ひとつ年忘/上崎暮潮
ちり鍋や古き港の料亭に/小路紫峡
古き名の一料亭や都鳥/阿波野青畝
料亭となりし酒蔵菰円座/山田千代
料亭の松の手入へ昼の客/山本岳南
料亭の門前に水打ちて老ゆ/桂信子
児とともに海の料亭春の旅/飯田蛇笏
大寒をかなしむ田舎料亭に/相馬遷子
料亭の坪庭花魁草咲けり/大出蕭々子
昼閉ざす河岸の料亭葉月潮/木村蕪城
水呑めば葱のにほひや小料亭/不器男
まだ誰も来ぬ料亭の端居かな/下田実花
寒念仏夜の料亭に入り来たる/今井三重子
料亭に早く来すぎし端居かな/築城百々平
料亭を出て夜の吹雪頬にあらく/高濱年尾
料亭ののうぜん下火となりにけり/高澤良一
あやめ咲く料亭の口斜めに入る/長谷川かな女
俳句例:21句目～
先を切られて料亭の竹生き抜く夏/田川飛旅子
僧ひとり料亭に待つ湯びき鱧/岩下四十雀「長考」
