彼岸婆に関連した俳句の例をまとめました。
彼岸婆を含む俳句例
丈六の卒塔婆みちを彼岸婆/原裕
会釈して影の縮まる彼岸婆/岸田稚
午前中子守婆午後彼岸婆/小原澄江
梵妻も一目置くや彼岸婆/橘/榮春
駄々走り来て小水の彼岸婆々/静雲
説く僧に合点々々や彼岸婆/森永杉洞
杖をつく顔がぶる~彼岸婆々/河野静雲
沢庵のつみきり喰ひも彼岸婆/河野静雲
罵れる歯がすこやかや彼岸婆/綾部仁喜
しみたれの袋をさげて彼岸婆々/河野静雲
彼岸婆つぶやき経となりゐたり/中谷真風
念仏講に顔そろひたる彼岸婆/鰍沢真佐子
森に入れば森の暗さに彼岸婆/加倉井秋を
腰の手のはだか線香や彼岸婆々/河野静雲
通りすがりの人掴まえて彼岸婆/高澤良一
みぎひだり廊下まちがへ彼岸婆々/河野静雲
リリック/ソプラノの称名彼岸婆/塚本邦雄
彼岸婆和讃終へてもつぶやけり/町田しげき
輪をかいてつきゆく杖や彼岸婆々/河野静雲
御院家にちよとものいひに彼岸婆々/河野静雲
俳句例:21句目~
這ひ出して来たとよろこび彼岸婆々/河野静雲