フェリーボートに関連した俳句の例をまとめました。
フェリーボートを含む俳句例
フェリー追ふ春の鴎の数減りて/高澤良一
三日の朝フェリー二隻大口あけ/佐藤鬼房
乗初の安房へフェリーの始動音/高澤良一
八月のフェリー向かふは苫小牧/高澤良一
山茶花や次のフェリーに小半日/橋本榮治
燕の巣フェリー乗場の赤ポスト/渡邊路美
落日やフェリーにしぶく寒の潮/河本好恵
補陀落をフエリーで目指す鰯雲/橋村和代
フェリー接岸初声の飛び交へる中/高澤良一
フエリーと舳先そろへる精霊舟/香川はじめ
春鴎がやがやフェリーターミナル/高澤良一
東京湾フェリー破魔矢の鈴が鳴り/宮腰秀子
フェリーより女が降りて冬ざるる/和田耕三郎
フェリー航くゆたゆたゆたに春の波/高澤良一
乗初めのフェリーのうねり臍の浮く/高澤良一
水脈を見てフェリー船尾に氷菓舐む/高澤良一
発ちし子の今はフエリーか小夜時雨/山田紀子
フェリー発つ土産の餅のあたたかく/新/昇二郎
海にきて鳥のまぶしさフェリーニ国葬/江里昭彦
海猫のくわいくわい佐渡へ発つフェリー/高澤良一