研ぎ師に関連した俳句の例をまとめました。
研ぎ師を含む俳句例
巡回の研師くる頃柿若葉/路清紫
研師より庖丁届く花の昼/今泉貞鳳
不知火を想ふ研師の暇かな/藤田湘子
奥相模より研師くる年の暮/三澤たき
春の雪研師は海を想ひけり/藤田湘子
浜町に研師来てをり年の暮/仲山秋岳
銀漢や研師佐助は父の祖父/清水青風
冬ざれに睫のながき研師かな/横川信義
緑蔭の風さそひだす研師かな/十川陽子
腰据ゑて研師が仰ぐ栗の花/上野さち子
花八つ手水を貰ひに研師来る/森藤千鶴
花曇り研師の指が刃をさぐる/石川文子
菜切包丁研ぎ師に預け一葉忌/小泉愛子
行く年の水を真横に研師かな/若井新一
鍛冶町や秋力煙らせ研師住む/藪崎治子
門口に研師来てゐる秋気かな/太田昌子
研師来るさくら紅葉の信濃より/飯田龍太
硝子戸から刃物研師が出でて秋/吉田/海
軒先にいつもの研師来て残暑/浅見まき子
雪嶺蒼し研師おのれを研ぎすます/長田豊秋
俳句例:21句目~
きさらぎや研ぎ師来ている峡の家/横地かをる