生命線に関連した俳句の例をまとめました。
生命線を含む俳句例
さくら貝透きて生命線の上/長田等
掌を開く生命線に雪誘ふ/河野南畦
生命線右手が細し春の虹/籏本春美
透かし見る生命線や冬篭/高木/潤
夕焚火生命線のまつかつか/大倉郁子
手に這はす蛍生命線が見ゆ/今瀬剛一
春耕や生命線に胼胝できて/村本畔秀
生命線超えて生きたり夏灯/村越化石
薯植うる泥の手太き生命線/亀井龍子
蛍火の生命線の上を這ふ/羽田さとし
万緑やみどり児の掌に生命線/都筑智子
去年今年少し濃くなる生命線/手塚玉泉
掌に受けし蛍火生命線照らす/福田蓼汀
生命線たどれば蟻の列に遭う/安達/昇
賞められし生命線と春惜む/後藤比奈夫
釈迦の掌の生命線に春ぼこり/吉水就子
小春日や間のびしてゐる生命線/高間礼子
生命線ゆるやかにあり夏の果/戸澤てしほ
生命線上に並べし持薬四月馬鹿/原田孵子
生命線長きを亀に鳴かれけり/鈴木真砂女
俳句例:21句目~
芥子の種子生命線を出たがらぬ/中戸川朝人