嫉妬を使用した俳句

嫉妬に関連した俳句の例をまとめました。

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嫉妬を含む俳句例

御秡かな嫉妬の床の境川/調子

緑蔭に若人嫉妬老貴族/成瀬正とし

夏落葉嫉妬と言ふ字女偏/植田みつ女

叺子やなにを嫉妬の二つ折れ/出口善子

寒紅の唇うばはれて嫉妬断つ/仙田洋子

螢にも嫉妬す君に会へぬ夜は/内海倫子

中傷がいつか嫉妬に燃えるバラ/後藤和郎

兎の目よりもムンクの嫉妬の目/森田智子

夏帯や夫への嫉妬さらになく/鈴木真砂女

嫉妬無き夜も葱切つて涙して/八木三日女

雪迅しもだす嫉妬は手がかわく/寺田京子

青蜥蜴さます嫉妬のほむらかな/飯田蛇笏

うしろから向日葵を見る嫉妬かな/萩原麦草

なしとせぬ嫉妬ごころの寝酒かな/細川加賀

ヒヤシンス女神も嫉妬深きかな/荻原都美子

老いゆくや八手の花に嫉妬して/真鍋つとむ

花芥子や嫉妬かゞやく千古の神/八木三日女

起し絵や淡き嫉妬の消えかはす/吉武月二郎句集

カンナ燃ゆディスコクイーンに嫉妬して/角田信子

微笑して死にたる君とききしときあはれ鋭き嫉妬がわきぬ/相良宏