白きに関連した俳句の例をまとめました。
白きを含む俳句例
初扇白何遍も白きかな/後藤立夫
残雪ニ鶏白キ余寒カナ/正岡子規
吸入器白し窓には白き朝/依田明倫
大変や白腰巻は白きまま/三橋敏雄
曇天の白き太陽蟻地獄/柴田白葉女
白濤の白きはまりぬ夏霞/香西照雄
白熊の公爵白き息つけり/高澤良一
初夏の洗ひて白き皿の数/柴田白葉女
沖雲の白きは白しサングラス/瀧春一
白桃の白きは蒼きほど寂か/石原八束
白隠の帰りを白き岡で待つ/攝津幸彦
ただ白き白さも風の水巴の忌/阿部誠文
仲秋の深眼に白き砂糖菓子/柴田白葉女
梅白し梅より白き老のゆめ/加倉井秋を
白よりも白き雪なり法然忌/羽根尾一孝
白蚊帳のなかは真白き波の音/明隅礼子
虹如す秋雲二点白きは白鳩か/香西照雄
彼岸花の白きは幽冥界のもの/柴田白葉女
白南風の庭に置かれて白き椅子/稲畑汀子
白葱の白きところが抱かれてる/松本恭子
俳句例:21句目～
白薔薇の白きひかりの遺りゐて/原田青児
