浦々に関連した俳句の例をまとめました。
浦々を含む俳句例
厄祭浦々かけて遅桜/前田普羅
浦々に檀特の花日本海/森澄雄
浦々に闇をあづけて花みかん/黛執
浦々のうしろに実なき榎かな/風蕎
浦浦の草刈終り雲白し/最所紀久枝
蠣殻の浦々かけて五月闇/前田普羅
鰯来ると声ゆき渡る浦々に/原柯城
浦々に冬のコレラの寒さかな/原月舟
浦々に春のはじめの葱畑/鳥居美智子
浦々の水底見えて能登太郎/前田普羅
浦々の浪よけ椿咲きにけり/小林一茶
花煙草浦々に散るミサ帰り/古賀寿代
奥能登や浦々かけて梅雨の瀧/前田普羅
柊さゝん津々浦々の阜頭の先/正岡子規
津々からも浦々からも年賀状/鈴木鷹夫
津々浦々還らぬ骨や除夜の鐘/川崎展宏
浦々に凪つづく日や百日紅/成瀬桜桃子
浦々に蜜柑など植えざんざ降り/穴井太
浦々の潮のみどりや獺祭忌/大峯あきら
浦々の菊あつめゆく初荷舟/岡本まち子
俳句例:21句目～
浦々へ盆の荷あげて隠岐通ひ/木津蕉蔭
