立子忌に関連した俳句の例をまとめました。
立子忌を含む俳句例
立子忌の夕星海に近きかな/石嶌岳
紫の人ともいはれ立子の忌/星野椿
表紙絵も玉藻雛や立子の忌/星野椿
立子忌と思へば雛の顔淋し/山本竜雄
立子忌の一日雛と遊びけり/佐々木咲
追想に紅き唇立子の忌/坊城としあつ
立子忌の空に明るさ戻りけり/星野高士
立子忌の風船とんで神田かな/依光陽子
立子忌や偲ぶこころに虚子絵巻/安原葉
立子忌や岳の風神まだ眠る/市川弥栄乃
立子忌を重ねて今年つる女亡く/星野椿
ひとところ記憶定かに立子の忌/西村和子
立子忌の遠まなざしを海へかな/新津静香
立子忌や墓前に逢ひて相知らず/藤松遊子
鎌倉の雨あたたかき立子の忌/村上田鶴子
おのづから芽が茎となり立子の忌/藤田湘子
立子忌の昨日と過ぎし衣たたむ/今井つる女
立子忌や笹目の一日なつかしく/深見けん二
立子忌を悲しみとせぬ日は何時に/稲畑汀子
立子忌に馴染みてゆくも淋しけれ/今井千鶴子