地下道に関連した俳句の例をまとめました。
地下道を含む俳句例
地下道に溜る打水五月尽/右城暮石
墨東や地下道出れば都鳥/富岡桐人
地下道の壁画の鳥年ゆけり/宮武寒々
材木座地下道を抜け冬の濤/山西雅子
地下道にけぶる氷を引き出す朝/竹中宏
地下道に売られ茄子苗胡瓜苗/山田弘子
地下道に死の蝶軽きまま流る/対馬康子
地下道の嬰児の声にわれ汗す/原田種茅
地下道は押されて歩く夏の河/対馬康子
地下道を華やぎ通る福笹持ち/橋詰沙尋
寒暮地下道光盗人あまた来る/金子兜太
帰還将校地下道に視る新鮮に/藤木清子
狂う夕焼戦盲冬の地下道に/田川飛旅子
浮浪児の息白し地下道口を開く/原田種茅
芭蕉忌の長き地下道歩きけり/和田耕三郎
どっちみち梅雨の道へ出る地下道/池田澄子
地下道の蜘蛛手に礼者うろうろと/山本歩禅
地下道を出てあきかぜと思ひけり/石川文子
地下道を歩き継ぎけり日の盛り/宮城和歌夫
地下道を迷ひて出づる聖夜かな/土橋たかを