恐竜に関連した俳句の例をまとめました。
恐竜を含む俳句例
遠足の列恐竜の骨の下/山尾玉藻
恐竜の卵の中の海荒れて/藤森清子
恐竜の卵抱きてラガー来る/後藤章
恐竜の喉に触って聖五月/松本恭子
恐竜を想えば伸びる冬の首/中田美子
少年にジュラ紀の涙/恐竜展/森早恵子
恐竜の背中は藤の咲くところ/五島エミ
春雪床上火竜と血吐き切る/中村草田男
いまは最後の恐竜として永き春/高柳重信
かんじきの歩幅は恐竜の重さで/津田清子
恐竜には致死量の憂愁だったか/松本恭子
恐竜のなかの夕焼け取り出しぬ/あざ蓉子
虹を呑みほせずに首長竜ほろぶ/鎌倉佐弓
幼年期の子と立つ/恐竜の黙へ来て/伊丹啓子
昼寝して恐竜の角よぎる夢/寒暑/七月-九月
恐竜のかじった青空アザミの悪寒/野ざらし延男
恐竜的存在として賀詞述ぶる/ぱらりとせ/新年
このまま死ねば宵つぱりの恐竜で春の日/加藤郁乎
恐竜が突然滅ぶそのやうなことがあつてもいいかもしれぬ/香川ヒサ