湯華/湯花に関連した俳句の例をまとめました。
湯華/湯花を含む俳句例
老に添ひ童も倦まず湯華掻/瀧春一
三伏や湯花太りに湯場の樋/中島畦雨
元日の湯花透く日のあら尊/高澤良一
噴煙のなぐれを浴びつ湯華掻/瀧春一
湯花小舎重なる上の春の山/小池森閑
湯華掻く執心岩の鳴りやまず/瀧春一
由布岳に秋の虹たつ湯花掻/木村敏子
金色に湯花かがやく出湯の秋/上村占
いたましく日焼けし貌の湯華掻/瀧春一
冬麗の影重ね合ふ湯華小屋/古賀まり子
川床に湯花川原にすすき咲く/高澤良一
朝湯して湯花は霧の淡さなる/高澤良一
秋風や土間も地熱の湯華小屋/斎藤朗笛
霧ながれ湯花の池に湯のひびき/瀧春一
斑猫やほとり蔭なく湯華掻/山野邊としを
橇立てて月の出おそき湯華小屋/渡辺立男
湯畑は湯花掻きごろ吹雪止む/古賀まり子
目くるめく熔岩のひかりに湯華掻/瀧春一
雪中や湯華ひらひら湯が湧けり/野澤節子
湯華小屋かしぐ廂も菖蒲葺く/山野邊としを