切支丹(燈籠)に関連した俳句の例をまとめました。
切支丹(燈籠)を含む俳句例
鶏頭を育てて隠れ切支丹/福島勲
切支丹燈籠があり冬仕度/綾部仁喜
山眠る切支丹墓千と抱き/山本杜城
蕗茂る木曾にも隠れ切支丹/杉本寛
切支丹あまたの墳墓額の花/石原舟月
切支丹かくれ隠れて海紅豆/和知喜八
切支丹寺のさくらに船の笛/石原八束
切支丹寺の蘇鉄の青とかげ/石原八束
切支丹屋敷のうらの夏木立/鳥井信行
菫濃き岨にし隠れ切支丹/下村ひろし
蝉遠く切支丹浄土涼しけれ/小林康治
切支丹坂を下り来る寒さ哉/芥川龍之介
切支丹戦趾や覇王樹花ひらく/山本古瓢
素手で掘る防風隠れ切支丹/伊達みえ子
銀杏咲く切支丹寺の化粧ひ妻/石原八束
切支丹の墓相寄れり夕ざくら/成瀬櫻桃子
草炎えて切支丹井戸底見せず/下村ひろし
切支丹の裔なり痩せし麦踏めり/成瀬桜桃子
切支丹燈籠灯すことなき春の凍て/須藤省子
かくれ切支丹二十三夜を集へりき/成瀬桜桃子