タンカーに関連した俳句の例をまとめました。
タンカーを含む俳句例
タンカーの船名見ゆる青岬/井上幹
タンカーも鳥も寝姿春の雨/渋谷道
タンカー直線鴎を空に撒く男/三谷昭
タンカーに豊葦原の菜種梅雨/岡あきら
文鎮のごときタンカー秋の潮/八染藍子
浜昼顔タンカー白く過ぎゆける/瀧春一
ぼら跳ねて巨大タンカー海坂に/野崎敦子
タンカーの倒立したる蜃気楼/神保千恵子
タンカーの石油減りゆく鯊の潮/前山松花
昭和逝くタンカーは鴎を曳いて/児玉悦子
汐干狩沖のタンカー眼にあふれ/富山文夫
髪染めてタンカーは過ぐ桃の花/赤尾兜子
年来つつありタンカーの真正面/石崎多寿子
白きタンカーおくりて寒き水平線/野澤節子
タンカーの擦れ違ふ海かぎろひぬ/加藤瑠璃子
タンカーの這入つてゆきし海市かな/奥坂まや
春やタンカー吃水線をあそばせつ/正木ゆう子
梅雨けむる沖のタンカー一島なす/橋本美代子
タンカーの曳きずつてゆく冬日かな/下田水心子