和菓子に関連した俳句の例をまとめました。
和菓子を含む俳句例
西鶴忌落し文てふ京和菓子/亀澤淑子
うす紅の和菓子の紙や漱石忌/有馬朗人
和菓子屋の賑ひ続く敬老日/松尾千代子
春蝉忌妻の好みの和菓子買ふ/上林厚一
楪や和菓子屋辞める決意して/町田敏子
和菓子屋の大硝子戸よ木の芽風/園部白雨
和菓子舗の水無月青き幟立ち/田中/美彦
家づとの和菓子重しよ木瓜の花/石川桂郎
春先の和菓子の色がこそばゆい/榎原和正
盆の僧和菓子とお茶へ合掌す/宮内日出明
花満ちし色に和菓子を仕上げたる/石嶌岳
行儀よく並んだ和菓子柿紅葉/杉本かずみ
風立ちぬひさごと申す和菓子にて/鷲田環
黒文字と和菓子と八十八夜かな/玉木克子
うすらひをゆつくり跨ぎ和菓子店/丹沢亜郎
老人には和菓子バレンタインの日/高澤良一
十五夜のてのひらに取る和菓子かな/花尻万博
千代尼忌や加賀の和菓子の紅ほのか/宇咲冬男
山茱萸と云へば和菓子の黄味しぐれ/高澤良一
