一里塚に関連した俳句の例をまとめました。
一里塚を含む俳句例
秋暑し榎枯れたる一里塚/茅舎
草餅や中仙道に一里塚/福原紫朗
北風やわが生涯の一里塚/星野立子
杉の葉の雨が冷たし一里塚/中拓夫
一里塚過ぎ日盛の塩の道/佐々木小夜
榎の実熟るる志村の一里塚/斎藤一郎
清明の風きらきらと一里塚/甘田正翠
空っぽの鉄鉢が行く一里塚/内田利之
篠の子や石手の奥の一里塚/清水基吉
冬草のつづきし道の一里塚/五十島典子
門まつや冥途のみちの一里塚/井原西鶴
みちをしへとんで妻籠の一里塚/大橋敦子
むく大樹芽ぶくと見ゆる一里塚/佐藤ちゑ
一里塚に声かけてゆく雪の旅/小川原嘘帥
柵されて榎の実をこぼす一里塚/小林勇二
野は焼けてすつくり高し一里塚/正岡子規
銀杏黄葉日のまろうして一里塚/井桁衣子
登りつめたる葛が首振る一里塚/加藤知世子
秋風や乗りてあそびし一里塚/長谷川かな女
蕗の葉を傾けし風一里塚/柏原眠雨「炎天」