蛇行に関連した俳句の例をまとめました。
蛇行を含む俳句例
山川の大き蛇行を青簾/辻桃子
赤潮の帯難民船蛇行/岡崎道徳
蛇行する坂東太郎鯉幟/福島壺春
雪解川蛇行省略して走る/羽吹利夫
蛇行せる力残して川涸るる/真田清見
蛇行せる力残して川涸るる/真田清見
天が下蛇行の河の凍てしまま/山本歩禅
航跡の蛇行の果ての西日かな/奥村勘甫
花散るや尾灯は闇へ蛇行せり/五島高資
蛇行して揺るる電車や十二月/山下典子
蛇行する女のままで春電車/ひらの浪子
雉打に木曾街道の蛇行かな/大峯あきら
黄河蛇行して秋天の打ち霧ひ/中村汀女
富士川の蛇行に枯のしたがへり/百瀬美津
梅雨濛々と蛇行の列島を包む/八木三日女
涸川か月日かしらず蛇行せり/津沢マサ子
蛇去つて僕のどこかで蛇行せり/市場基巳
蛇行するところ必ず曼珠沙華/山野上雨彦
ゴビ炎暑水なき蛇行あるばかり/水田むつみ
サナトリウムに蛇行育ちの茅花の穂/平井さち子