雪白に関連した俳句の例をまとめました。
雪白を含む俳句例
雪白の晒を緊めて裸押/檜紀代
雪白に命薄きを妻と称ぶ/斎藤玄
冬濤を摶つ雪白の大き翼/内藤吐天
毛衣の雪白他の子の上ぞ/石塚友二
雪白の牡丹に見たり円光を/瀧春一
切子見る雪白界を尾の内に/皆吉爽雨
恵方嶺噴煙もまた雪白に/上田五千石
枯山の上に忽として一雪白/栗生純夫
薄暑よし受贈の句集雪白に/亀井糸游
赤石の秀の雪白は尺余のみ/栗生純夫
雪白に劣らじと葛晒しけり/江口井子
優曇華や雪白の布灯いろさす/加藤楸邨
児のケープ雪白にして聖母祭/飯田蛇笏
寒泳を了へ雪白のタオル纒ふ/内藤吐天
眼裏に雪白満たすメスの下/加藤知世子
碑の陰の碑に黐の花雪白に/加藤知世子
ハンカチーフ雪白なりや富士曇る/岸田稚
躑躅照る中雪白のザビエル碑/下村ひろし
雪白の手袋の手よ善き事為せ/中村草田男
雪白へ泣きじやくる吾子シヤツ干す妻/飴山實