砂場に関連した俳句の例をまとめました。
砂場を含む俳句例
夕桜砂場に山と川残り/谷元左登
啓蟄や母の見守る砂場の子/国沢凜風
暖くなりて砂場の砂いじり/高澤良一
砂場には砂が来てをり四月尽/梶智紀
秋蝶の一頭砂場に降りたちぬ/麻里伊
葭雀砂場の馬にこゑ流す/百合山羽公
鉄棒の影が砂場に来て曲がる/渡辺晧
盥より出され砂場の浮人形/榎田きよ子
砂場の子遠く見守る四温の目/高澤良一
公園の砂場に吾子と赤とんぼ/米倉ミチル
桜草砂場の鮫に子が消えて/すずきりつこ
秋の蝶砂場に止まり消されけり/対馬康子
立秋のひるの砂場の砂のかげ/中戸川朝人
あたふたと蝶のよぎれる砂場かな/行方克己
冬に入る砂場ブランコ切れしまま/荻野輝子
真夏日の終りを告げてひかる砂場/斎藤白砂
はつなつの砂場のままごと遊びかな/高澤良一
留守の子が砂場にゐたる花れんげう/林原耒井
砂場に砂どかと足されて春きざす/小林清之介