ビニールに関連した俳句の例をまとめました。
ビニールを含む俳句例
ビニールに錦が透ける雨の鉾/田渕成水
ビニールに雨遠足隊解散す/軽部烏頭子
ビニール袋に命預けている秋風/秋尾敏
ビニール袋にと太陽五月来ぬ/高井北杜
旅先のビニール傘や初時雨/堀之内和子
葱長きビニール袋くもりけり/長谷川櫂
鶏の雄声ビニール苗田光張る/成田千空
ビニールの中ともされて冬野菜/中野白暮
ビニール製団扇の朝顔色褪せず/高澤良一
ビニール製団扇手首の疲れるよ/高澤良一
吾子の忌やビニール袋に金吊り/石川桂郎
春の海ビニールすでに黒ずみぬ/攝津幸彦
ビニールの姐様かむり牡丹の芽/阿波野青畝
ビニールをかぶせてこれは煙草苗/細川加賀
ビニールを噛み吐き出せり孕み鹿/茨木和生
蟇跳んでビニール傘に透ける森/正木ゆう子
放射能の雨にビニールうすき女たち/栗林一石路
犬の糞ビニール袋に取りてゆくああ誰かわがたましひを取れ/喜多弘樹