本山に関連した俳句の例をまとめました。
本山を含む俳句例
一僧も見ず秋晴の本山に/右城暮石
本山に起居四日の雨安居/尼子凡女
本山の使僧参向太子伝会/室生砺川
本山の使僧迎へてお取越/圓明美山
本山の桜ちるなり石の上/尾崎紅葉
本山の長き廊下に蛾の躯/関森勝夫
お彼岸や末寺の尼ぜ本山へ/星野立子
よき春の大箸紙や御本山/廣江八重櫻
一封書本山よりの雪見舞/堀前小木菟
御本山大糸桜揺れそろふ/百合山羽公
本山の彼岸に出仕出羽の僧/高/松助
田植すみ又本山に勤め僧/小川法山子
真言律宗別格本山小鳥来る/橋本榮治
鬼どもが踊る本山追儺寺/峰森よね子
おかげ咲きなり本山の返り花/右城暮石
御本山よりの使僧に炉を開く/細川子生
本山の正午の鐘に切子揺れ/上田正久日
本山の障子門徒が来て貼れり/富永晃翠
本山の飛花つきあたる堂障子/高澤良一
勅使門開けて本山御忌に入る/野島無量子