自分史に関連した俳句の例をまとめました。
自分史を含む俳句例
自分史のまず鳥肌の女立つ/徳弘純
自分史の巻頭に置く万朶の桜/原京
一行の自分史となる古日記/中島敏之
自分史の余白に泛きし熱帯/田中賢治
自分史の糸口ほぐす震災忌/加藤三陽
自分史はまた一行詩/鰯雲/堀部節子
秋灯下自分史綴る夫の留守/甲斐加代子
自分史の下巻たけなわ雪解水/武田光弘
自分史の海にすとんと菊日和/岩田柳堂
自分史の矢折れはげしき枯蓮/武田和郎
自分史即漁色史編めば桜満つ/星野石雀
立志とは違ふ自分史亀鳴けり/小田実希次
自分史に九文三分の赤い足袋/木谷はるか
自分史のところどころに蛍ゐる/片山嘉子
自分史を書いては泣いて寒鴉/梶山千鶴子
自分史を編むと決めしが木瓜の花/明間洋
七日の芹刻む/その後の自分史は/保尾胖子
自分史に編みこんでゆく文字摺草/高田智子
まいまいややすめば消ゆる自分史も/川本洋栄