病み上がりに関連した俳句の例をまとめました。
病み上がりを含む俳句例
朝寒や白粥うまき病上り/草城
セルといふ頃を袷に病上り/上村占
初雷や物に驚く病み上り/正岡子規
病上り羽子板市に労らる/石川桂郎
肌寒き弓の稽古や病上り/会津八一
蝿打て留守居ながらや病上り/蕪村
ともすれば菊の香寒し病み上り/乙二
寒旱ふわ~とゆく病み上り/平原玉子
臍寒き紙衣触りや病あがり/会津八一
心せよ鱸のなます病あがり/立花北枝
庭に出て物種蒔くや病み上り/正岡子規
病上り白足袋ゆるく人と逢ふ/野澤節子
栃餅のとち噛み当てて病上り/前田陶代子
秋風や肥えてもの喰ふ病み上り/石原舟月
うそ寒や夜更寝余る病み上り/安斎桜カイ子
うらゝかや見つめる空も病み上り/正岡子規
病み上りと分る賀状はそつと置く/尾関乱舌
病み上がり足許いとどに跳ばれけり/高澤良一
薔薇剪って庭下駄重き病上り/羅蘇山人、村山古郷編