おてだまに関連した俳句の例をまとめました。
おてだまを含む俳句例
お手玉にあづきの音や春隣/二階堂文子
お手玉のおひとつお攫ひ雪女/津幡龍峰
お手玉のごとくにあそぶ初雀/下村梅子
お手玉の宙にとどまる雨月かな/秦夕美
お手玉は母の縮緬小鳥来る/府中谷幸枝
空間に遊ぶお手玉曼珠沙華/磯貝碧蹄館
おてだまを抛りあぐごと白木蓮/高澤良一
たましいのおてだま続く夜の蛙/片岡秀樹
お手玉の一つ高みに春の雲/長谷川久々子
お手玉の置かれしやうに浮寝鴨/永野絢子
お手玉も屋根より高く路地の柿/香西照雄
ぶらんこに肉饅熱きをお手玉す/森下賢一
お手玉のやうに馬刀貝もてあそぶ/望月一美
お手玉のトコトンはずみ夏つばめ/黒川治子
ほうたるをお手玉にして麻耶夫人/熊谷愛子
数珠玉をお手玉にしてひいふうみ/有馬芳子
お手玉にきれいな数珠の実を入れし/今井/陽
お手玉のごとをちこちに鰡飛べる/小路智壽子