桜うぐいに関連した俳句の例をまとめました。
桜うぐいを含む俳句例
一筋のうすき花色花うぐひ/浜岡/延子
花うぐい心電図の波ひとっ跳び/安西篤
花うぐひ天竜豊水五十余里/百合山羽公
花うぐひ普請祝ひの膳にのる/松本竜庵
国栖奏や贄の身反らす花うぐひ/前田和子
岩に跳ね卵こぼせり花うぐい/冨田みのる
濁流をいでて冷たき花うぐひ/百合山羽公
眼が掬ひすなはち放す花うぐひ/須原和男
花うぐひ卵こぼして籠にほふ/水原秋櫻子
花うぐひ山々雨ににじみけり/百合山羽公
花うぐひ眠りともしく午報鳴る/巌谷小波
花うぐひ鰭かさぬれば虹が冴ゆ/加藤楸邨
降り出して水にごりそむ花うぐひ/下田稔
なかなかに決まらぬ見合花うぐい/石口光子
まないたの水の切れ味花うぐひ/百合山羽公
早瀬にもふところありて花うぐひ/鷹羽狩行
蕗の葉に尾鰭あまりぬ花うぐひ/水原秋櫻子
籠の目に虹のひらめき花うぐひ/大竹きみ江