住職に関連した俳句の例をまとめました。
住職を含む俳句例
万灯の提灯持はご住職/高澤良一
代々の住職美男親鸞忌/藤田静水
住職の素手培ひし寒牡丹/右城暮石
看板は住職の筆走りそば/藤本青舟
蟇かの住職も逝きたるか/橋本榮治
住職の居間に届きし落し角/山口笙堂
住職はめつたに現れず龍の玉/下田稔
極楽坊にて住職の毛糸帽/藤田あけ烏
焚火守る僧は住職寺普請/小原菁々子
頬被りさて住職のひと仕事/市堀玉宗
山茶花や住職つひに顔出さず/池田秀水
住職となれば死にけり鶏頭花/荻原井泉水
住職の妻となりゐて蓮植うる/宇川まゆみ
住職の留守に昼寝をせしは虚子/稲畑汀子
松手入れして住職にもどりけり/室谷光子
目刺焼く住職一人住まひかな/和気佐和子
風邪ごゑの住職が鐘撞きにゆく/廣瀬直人
著莪の雨たうたう来たねとご住職/高澤良一
著莪咲いて住職ひそと朝帰り/大牧広「某日」