山巓を使用した俳句

山巓に関連した俳句の例をまとめました。

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山巓を含む俳句例

雲表にみゆる山巓初音/飯田蛇笏

山巓に海底地殻まざと夏/斎藤梅子

山巓は人気を嫌ひ夏も冷ゆ/上村占

山巓よ眠る鯨を涅槃とす/久保純夫

山巓に立ち老鴬の気分なり/高澤良一

山巓の雲離れゆく瑠璃の声/唐橋正伊

山巓は雲吐きつくし青林檎/愛澤豊嗣

山巓や氷柱に閉ぢし測候所/寺田寅彦

大夕焼視野の山巓みな踏みし/福田蓼汀

山巓に弓なりの木木/栄光!/夏石番矢

山巓のさくらを風の櫛けづり/高澤良一

山巓の冬の尖りに顔射らる/石橋辰之助

山巓はすでにまぶしく籾の臼/友岡子郷

山巓は雲に突込み山ざくら/小檜山繁子

秋星の山巓に船の舳を向くる/加藤楸邨

山巓に一と刷毛の雲蛇笏の忌/吉田飛龍子

山巓の霧を切り裂きつばくらめ/高澤良一

酔ひて濃き虎の老斑山巓の高祖/高柳重信

雪解日に山巓傷をあらはにす/金箱戈止夫