わらしに関連した俳句の例をまとめました。
わらしを含む俳句例
おお寒や座敷わらしの去りし家/八島雅子
嫁が君座敷わらしの部屋よりす/中村青路
目貼して一人はわらしぼつこかな/神蔵器
金田一の座敷わらしも夜の秋/山田みづえ
雪代に座敷わらしが乗つていく/宮慶一郎
座敷わらし居るかや秋蚕貌上ぐる/浅場芳子
座敷わらし消えて屏風の残りけり/中嶋秀子
座敷わらし炬燵蒲団の端を踏む/田中あき穂
春満月ざしきわらしも外に出でよ/菖蒲あや
暖炉もえ座敷わらし子居なおれり/新山郁子
風の盆ざしきわらしの里がえり/森田むつみ
座敷わらし来しか餅花ひとつ失せ/八牧美喜子
座敷わらし留守を守れる苗代どき/八牧美喜子
梅雨暑く泣きぐせつきし二度わらし/土居伸哉
炉火ことり崩れて座敷わらしかな/森戸/光子
二度わらし身ぬちにひそみ花ぐもり/平井さち子
ざしきわらしが駅をすたすた紅葉して/前田吐実男