上陸/に関連した俳句の例をまとめました。
上陸/を含む俳句例
十月の桜咲く国上陸す/狩野刀川
上陸をして船員の冬帽子/南上北人
抜刀隊の上陸近し曼珠沙華/仁平勝
次々に日傘開きて上陸す/中山梟月
片陰の町に上陸すぐ帰船/高濱虚子
砦前夏濤上陸すべて自砕/香西照雄
上陸し帰化し夏野や仏の顔/和田悟朗
上陸の眼に犬尿る夏の宵/高橋兎亀夫
上陸の良夜の影を古仁屋港/松山足羽
湯ざめして夜の上陸諦めし/柴田道人
上陸の春月大いなるを見き/稲垣きくの
上陸もほどなき秋の扇かな/大場白水郎
上陸をせし流氷は置きざりに/長谷草石
夏の蝶舞ひくるペリー上陸地/山田節子
日焼け船長白髭殖やし上陸す/佐川広治
浜木綿の香の大島に上陸す/鈴鹿野風呂
上陸のようなり知人つづいて鶏/阿部完市
あばずれのキティ上陸せしことも/高澤良一
経津主神上陸されし花菜かな/長谷川かな女