はたた神に関連した俳句の例をまとめました。
はたた神を含む俳句例
はたた神今宵の月を玩ぶ/相生垣瓜人
水分の神の袖垂れはたた神/伊藤敬子
風癖のつきし畦草はたた神/平子公一
はたた神下りきて屋根の草さわぐ/青邨
はたた神南の空は北の模写/田川飛旅子
はたた神喧嘩の虫を封じけり/上田春日
はたた神巴里の空を覆ひけり/石井桐陰
はたた神海に回廊あるごとし/佐川広治
はたた神空を鳴らして空開き/高澤良一
はたた神終りの方を口ごもる/高澤良一
はたた神見よ串刺しの鰡の臍/鈴木華尚
はたた神ダイダラ坊を起すなよ/高澤良一
はたた神古寺巡礼のはたてにて/和田悟朗
はたた神師恩を忘じゐたらずや/杉山岳陽
はたた神騒ぐほどには鰤とれず/田保与一
雨連れて湖上を渡るはたた神/猪俣千代子
さっきから目くじら立てゝはたた神/高澤良一
はたた神「陰鬼」を撃ちて余すなし/相生垣瓜人